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保育施設での
取り組み

園長レポート

銀の鈴こども園

園長 平田 明美 先生

子どもの世話や面倒を見ることが好きで教育の世界を目指し、広島県立高校の養護教諭として6年間勤務後、結婚を機に退職。銀の鈴保育園(現・銀の鈴こども園)で働きながら独学で広島県の保育士資格を取得し、保育士として勤務を続けながら2人の子どもを育てる。平成12年に園長に就任。

67歳の岡本先生を新たに採用したのは? 

うちの園に興味を持ってくれる方であれば、年齢やブランクに関係なく全員にお会いしています。岡本先生は67歳という年齢とは思えないほど行動力があり、興味の幅も広いので、うちに合う方だと思いました。午前中のパート勤務ですが、今までの経験を生かして補助業務を行ってくれるため、正職員の負担が大幅に軽減されてともて助かっています。

※詳しくはvol.17「67歳パート保育教諭」をご覧ください

子どもたちのために心がけていることは?

園児は全員、私の大切な子どもです!その子どもたちが人間としての土台をつくる0歳から年長児までの大切な時期をここで過ごすので、たっぷりの愛情を持って接しています。毎日の保育や教育の中で基本的生活習慣が身につくよう、善悪がきちんと分かるように指導しています。その上で、「お話を最後までしっかり聞く」「挨拶、返事をきちんとする」「約束を守る」「頑張るときには集中して頑張り、遊ぶときには大いに遊ぶけじめのつけられる」子どもを育てています。

職員のために心がけていることは?

うちの園で働く職員は全員、大切な家族だと思っています。毎朝、一人ひとりと挨拶をして顔色・表情・声などから体調を確認し、少しでも気になれば声をかけて即対応しています。また、全職員と話をする時間をつくって家庭の状況などを把握して、何かあれば最大限考慮するようにしています。職員が仕事に情熱とやりがいを持って子どもたちと共に成長できるように、残業がない環境を整えています。

日本の伝統文化を保育に取り入れている理由は?

茶道、和太鼓などの伝統文化を通して、他人を思いやる礼節、おもてなしの心、季節を感じる感性、作法やマナーが身につくと考えています。そのため、子どもでも専用の茶室で本物の茶道具を使ってお稽古をしています。作法が身につくとルールが守れる人間になり、ルールが守れると社会で生きていく基礎ができます。社会はルールが根底にあるので、ルールを理解した上で個性や自由を育んで欲しいと思っています。

思い出に残っていることは?

卒園児の男子が同級生5名で、高校の入学式の帰りに制服姿で挨拶に来てくれたことです。その5名は就職が決まったときにも報告に来てくれて、「園庭の滑り台でよく遊んだ」「和太鼓を頑張った」「いけないことをして先生に叱られた」「給食がおいしかった」など園生活を懐かしみながら、この園がとても楽しかったと言ってくれました。今後も、卒園児が「銀の鈴」というラインで繋がり続けてくれたら嬉しいです。

メッセージ

「保育士になりたい」「保育現場に復帰したい」けど、「私に務まる?」「ブランクがあるから私のときの保育と違っているかも」・・・と悩んでいるあなた、勇気を出してあと一歩踏み出してみてください! あなたの気持ちに、私たちは全力で応えます。あなたを必要としている施設が必ずあります。保育者として、大好きな子どもの成長を一緒に支えましょう!

掲載日:2022年10月01日

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