広島県保育総合支援サイト ほいくひろしま

保育施設での
取り組み

連休を増やす環境づくりを目指しました。

学校法人馬越学園

理事長 馬越 洋介 先生

スタッフの生活も充実する為に、連休の取れる環境づくりに努めています。
年末年始休暇 8連休、夏季集中休暇 6連休、GW 5連休を始め、3連休×6回、2連休6回が、全休日となっています。
また、土曜日は完全に両園合同で運営することで、効率的な運営が可能になっています。

どのような職場環境の改善を行いましたか?

系列の西条みづき認定こども園と土曜日や連休の谷間等の利用の少ない日を合同開設 とし、土曜日は、片方の園を休園としました。また、行事等を中心に合同保育を行うことにしました。(年間20日程度) また、従前から設定していたお盆時期の一斉休暇に加え、土曜日等を中心に、独自休日を設定することにより、平日休みを極力なくすことで、平日の職員配置が手厚くなるようにしました。 八本松みづき認定こども園の開園時間を、19時→18時30分に短縮しました。(写真は合同の土曜保育の様子です)

その改善によって変化はありましたか?

 土曜日の利用は元々少なかったですが、それぞれの園で1名しかいなくても、出社していたものを2園合同開園にすることで、配置がスムーズになりました。児童も、両園開園となったので、一人しかいないなどということがなくなり、遊べる子どもが出来て喜ぶようになりました。また、土曜日の利用がかなり減ったので、出社した場合にも様々な準備等が出来るようになりました。
 他方、土曜日の開園が当たり前という仕組みなので、土曜日の利用減少に伴い、施設型給付が減算になり、園の歳入は減少しました。また、延長保育の利用が減少した結果、延長保育の補助金は受けられなくなりました。
しかし、全体MTGもやりやすくなり、スタッフも土曜日が休みやすくなり、小旅行などに行ける機会も増え、保育教諭の生活体験が広がった結果、教育・保育活動の幅が広がったように思います。
また、合同保育は、両園とも小規模園では普段難しい大人数の活動が出来るようになり、保育の幅が広がりました。合同保育は、両園の児童同士の関係促進につながる効果も生まれています。(写真は、スタッフみんなでカープ観戦に行った様子です)

今後新しい改善を考えていますか?

保育士の配置基準の見直しなど、保育士の負担軽減が叫ばれて久しいですが、長時間保育や開所日を増やす流れの中で、保育士の負担軽減には限界があると考えます。
 そこで、保護者の方にも協力を得ながら、均衡ある開所時間を模索したいと考えますが、同時に行事の準備や打ち合わせ等のピークシフトを行うことで、効率よく働けるような環境が作れるようにしていきたいと考えています。
(写真は、北海道に職員旅行に行った様子です)

メッセージ

連休等も増え、スタッフも旅行に行くなどプライベートが充実するようになってきました。
 家族とのお休みが合わせられるようにすることも大事だと思います。保育教諭だけが、土曜日勤務が当たり前でなく、保育教諭目線の運用改善に取り組んでいきたいと思います。

掲載日:2023年06月23日

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